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12歳以下のJAL/ANAの航空運賃を劇的に安くする方法

2021-02-13

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12歳以下のJAL/ANAの航空運賃を劇的に安くする方法

2021-02-13

帰省や旅行での子供の飛行機代、負担が大きいです。旅割や先得などの割引運賃に子供割引がなく大人と同額なので、3歳の子供のために大人料金同額支払ったりします。新幹線なら半額だったり、自由席にすればタダなんですけどね。

誰でも出来る、子供(3歳~11歳)の飛行機代をお得にする裏ワザを紹介します。

JAL/ANAの株主優待券を使えば大人運賃の75%引きになる

株主優待を使えば、大人が普通運賃の半額、小児が更に半額(75%引)になります。後述の通り、株主でなくとも街中の金券ショップやメルカリから優待券を入手でき、株主以外が利用することを航空会社も認めています。

大人の運賃は、搭乗の1か月以上前や、繁忙期を除けば旅割や早得の割引率が50%を超えることが多く、株主優待を使うより安価なことが多いです。一方で子供は、子供運賃設定のない割引切符より、株主優待の小児運賃の方が圧倒的に安いことが多いです。

 

具体的なお得な金額

ANAで羽田から那覇までの子供のチケットを買う場合を例に取り上げてみます。

”スーパーバリュー55”で小児運賃より安い21,710円で購入できます。ただ、割引運賃には小児運賃がなく、大人と同額です。

株主優待券があれば、”株主優待割引(小児)”を利用でき11,850円になります。

ANAの株主優待券は、約3,000円で購入できるので、子どもの分だけ株主優待券併用して購入すれば、

約3,000円(優待券)+11,850円(優待小児運賃)=15,000円弱で利用でき、株主優待を使わない最安値のスーパーバリューより安く7,000円安く航空券を購入可能になります。

 

同日の大人運賃を含めて比較すると、下記の通りです。

大人だと株主優待を利用するより割引運賃を使った方が安いです。小児は、割引運賃の小児運賃がないので、小児運賃は株主優待を併用した方が断然お得です。

株主優待券の価格と入手方法

コロナ禍の2021年2月だと、1枚1,000円前後です。コロナ前だと1枚3,000円前後でした。JALもANAも利用条件は同じですが、ANAの方が市場に出回る優待券の数が多いので一般的に安いです。

 

入手する時は、メルカリやヤフオクで買うことが安くておススメです。

また、大量に流通しているので街中の金券ショップならどこでも扱っています。近隣に店舗がなければ、金券ショップの通販サイトでも買えます。

チケットレンジャー

 

他人の優待券を利用して問題ないか

JAL/ANAの優待券を金券ショップ等で購入して株主以外が利用することは、制度上まったく問題ありません。株主以外でも優待券が使えます。

公式サイトでも株主以外も利用できると記載されています。

出展:JAL 株主優待に関するよくある質問

 

余談ですが、金券ショップに出回っている優待券は、機関投資家が金券ショップに持ち込んでいるものも少なくありません。

公的な厚生年金の運用をしているGPIFも、優待券を金券ショップに持ち込んで運用益の一部にしていると、公式に認めています。

 

株主優待券運賃の方がディスカウントチケットより予約変更や払い戻しが有利

株主優待割引のメリットとして、運賃が安いだけでなく、予約変更と払い戻しの条件が格段に良いです。両者を比較してみます。

株主優待割引運賃の変更・キャンセル手数料(JAL/ANA共通)

予約変更:何度でも無料

キャンセルする場合:払い戻し手数料440円のみ(優待券も有効期限内なら再度使える)

ディスカウントチケットの変更・キャンセル手数料

*前述の羽田⇒那覇で比較したANAの”スーパーバリュー55”の場合

予約変更:不可

キャンセルする場合:払い戻し手数料440円に追加して搭乗までの期間に応じて下記費用が発生

解約日時 取消手数料
航空券購入後~搭乗日55日前 取消手数料なし
搭乗日54日前~搭乗日45日前 運賃の約30%相当額
搭乗日44日前~搭乗日28日前 運賃の約40%相当額
搭乗日27日前~搭乗日14日前 運賃の約50%相当額
搭乗日13日前~出発時刻前 運賃の約60%相当額
出発時刻以降 運賃額の100% ※旅客施設使用料(PFC)のみ返却

子供の熱などで予約がキャンセルになったときに、割引運賃だとチケット代の60%がキャンセル料として発生するのに対し、優待券で発券すれば440円の手数料で済むのです。

優待券は、金券ショップで買えばよく、株を買う必要はない

航空会社の株主優待が充実する背景として、航空会社は景気や戦争などの地政学リスクに影響されるため、一般的に投資が集まりにくく、個人投資家を集めるためにばら撒いていると言われています。コロナ渦でも業績の割には株価がボロボロになっていないのは、株主優待目当ての個人投資家に支えられている側面もあります。

ANAの場合、株主の半数以上が個人投資家です。「金融機関」に分類されているのも日銀やGPIFがインデックス投資で間接所有しているものが多く含まれ、機関投資家は航空会社株を基本的に所有していません。

2021年9月のANA所有者別株主

国内外を見ても航空会社が倒産して株式が紙くずになるのは、アルアルです。近年でもJAL・スカイマークが一度すべての株が紙くずになっています。

株主優待のために航空会社株を買うのはおススメできません。是非、メルカリや金券ショップでゲットして使ってみてください。

 

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