衛生用品(トイレットペーパー・ティッシュ・生理ナプキン・オムツ等)は、絶対に備蓄しておいた方が良いです。
地震などの災害で物流がストップする時はもちろん、東日本大震災やコロ禍等の社会不安が起きると真っ先に売り切れます。
トイレットペーパーが買えないときの不安は、想像しただけで深刻です。
日本人は混乱するとトイレットペーパーを買いたくなる
小学生の教科書で、オイルショックの写真として、トイレットペーパー不足が載っていました。
オイルショックでトイレットペーパーがなくなるわけがないと、昭和時代の情報が少ないときの発想だと思っていました。
しかし、平成のの東日本大震災と令和のコロナショックの際も再びトイレットペーパー不足が起きました。
日本人は、有事が起こるとトイレットペーパーを買い込む国民なのです。
トイレットペーパーは需要変動に対応できない
下記理由からトイレットペーパーは、急な需要変動に対応できず、品薄になります。
①製紙産業が設備産業で、稼働率100%が前提だから
労働集約型の組み立て工場なら、臨時の工員増やせばすぐに対応できます。
しかし、衛生用品は、設備産業です。1ライン数億円の設備を導入して、パルプから梱包まで機械設備でやっています。
一方で、需要は年間通して殆ど一定です。みなさんがペーパー使う量は、季節とか休日関係ないですよね?
そうなると、メーカーは設備をほぼ需要と同じだけ作って、稼働率100%近くを前提に設備投資を行います。余剰な設備を持ってしまうと、利益が減ってしまいます。
急に需要が増えても、増産対応できる余地が、あまりないのです。
②在庫を殆ど持たないから
トイレットペーパー安い割に大きいので流通在庫を在庫を殆ど持ちません。他の商品と比べて需要が一定なので、在庫が少なくとも対応できるのです。
③国内生産の割合が高いから
海外から輸入品の割合が多ければ、需要の急激な増加時に船出荷を航空便に切り替えることで、急な需要増に対応できます。
私も電機機器の生産管理をしていましたが、需要の急増には、航空便の使用で対応していました。
しかし、NHKのインタビュー記事によると、トイレットペーパーの97%は国内産だそうです。
航空便使用による需要変動に対応できません。
まぁ、仮に売価300円のトイレットペーパーを航空便に切り替えたら、輸送費だけで1000円近くしそうですが。。。
家で備蓄しておけば余計な心配が不要になる
私は、家で常に衛生日用品を1セット以上備蓄しています。
トイレの上は、衛生用品が天井までストックされています。
予備のストックが切れたら買いに行くので、常に1つ未開封の新品がある状態です。
トイレの上のスペースが取られますが、トイレのスペースに他の物を置くこともないので、気になりません。
コロナ禍で一時的に品薄になった際も、前述の構造を理解していたので、落ち着いて行動出来ました。
スペースがなければ100均の突っ張り棒も
家のトイレに収納スペースがない人におススメなのが、100円シップの突っ張り棒です。
突っ張り棒を2つ並べれば、壁を傷つけることなく簡単にトイレットペーパーの保管スペースを確保できます。
コスパの観点なら買いだめ品に
最後にコスパの観点ではトイレットペーパーはまとめ買いに最適な商品です。
ドラッグストは、特定の決済サービスを使うと20%還元だったり、期間限定クーポンの配布などを行います。
そういう時に、腐らないトイレットペーパーをまとめ買いするのは、コスパの高い消費行動です。