得トク買物術 雑記

コスパを意識した燃費の良い運転方法

  1. HOME >
  2. 得トク買物術 >

コスパを意識した燃費の良い運転方法

円安やコロナからの経済回復で、ガソリン代が高騰しています。そこで燃費の良い運転方法を独自の視点で10個解説します。色々セコイことを書きますが、安全第一に交通の妨げにならないような運転をしてくださいね。

①ブレーキペダルを出来る限り踏まない

走行中にアクセルを離すとご存じの通り減速します。この減速が始まる瞬間、エンジンの抵抗でブレーキをかけるエンジンブレーキの状態になり、エンジンへのガソリン供給が完全にカットされます。燃費を考えると、このエンジンブレーキをいかに長くするかが燃費に直結します。

特にハイブリットカーの場合、この動作がとても大事です。アクセルを離すと、「EV」の表示が出て、ガソリンエンジンが停止し、発電機を回して充電が始まります。エンジンが止まってガソリンがカットされるだけでなく、充電が始まります。

 

同じ速度から減速する場合も、アクセルを離してゆっくり減速する方が、ブレーキを踏みこむより、多くの電力を充電することが出来ます。ハイブリットカーのブレーキは、直接ブレーキパットにつながっておらず、ブレーキパッドの踏み込みを電気的に処理をして、発電機を回す発電ブレーキと熱エネルギーに変換するブレーキパットの割合を決めています。

発電ブレーキはバッテリー保護のために急激な電力が流れないような仕様になっており、強いブレーキを踏みこむとブレーキパットを使った機械的なブレーキが発動し、充電ではなく熱エネルギーに変えてしまします。エネルギー効率を考えると、アクセルを離して減速し、ゆっくり充電するのがベストです。

 

②出来る限り止まらない

クルマは、始動の瞬間多くのエネルギー使用します。高校物理で習う、”静止摩擦力>動摩擦力”っていう話です。とにかく止まらないことが大事です。周囲の交通に配慮しつつ、遠くの信号が赤であるこが分かれば、アクセルを離してゆっくり減速してください。そうすれば、エンジンへの燃料供給ガソリン供給がカットされ、ハイブリットカーなら更に高効率な充電が始まります。また一番燃費効率が悪化する停止状態からの加速を防げます。

図式すると下記の通りです。赤信号が見えた瞬間アクセルを離してゆっくり減速し、前の車が動き出したら再度加速するのがベストです。

③エアコンの「A/Cランプ」が消えていることを確認する

A/Cランプ、意識していますか?このスイッチを入れるだけで、1割以上燃費が悪化します。

車の車内は狭いですが、全面ガラス張りでカーテンがなく熱射が入るため、小型車でも家庭の20畳用と同程度な強力なエアコンが装備されています。その分大量のエネルギーを消費しています。

また、暖房は燃費にあまり影響しません(EV車を除く)。暖房の熱源は、エンジンの排熱なので、暖房使っても排熱の取り込みが増えるだけで燃費に直接の影響はありません。まぁ、ファンを回すエネルギーが必要ですが、A/Cスイッチを入れてコンプレッサーを回すよりは桁違いの影響です。

使い方をまとめると、下記表のような組み合わせで使うのがベストです。A/Cスイッチを常に入れている人は、用途に合わせて切ってください。

④高速道路を90km/h走行する

クルマの空気抵抗は、速度の2乗で増加します。80km/hと120km/hでは、速度が1.5倍になっていますが、空気抵抗な2.25倍になります。また、小型車の場合60km程度の時にエンジンの効率が良くなるように設計されています。

トヨタの最新のハイブリットカーの場合、80km/hまではEV走行に対応しているため、断続的にガソリン始動と停止が繰り返されますが、120km走行するとエンジンが止まることなく、稼働し続け、燃費が悪化します。日産のハイブリットカーでも80km/h程度なら断続的にエンジン始動と停止が繰り返されますが、120km/h走行するとエネルギー量が多く、常にエンジンが回った応対になります。

90km/hがおススメなのは、高速道路の大型車の速度リミッターが90km/hだからです。一番左の走行車線を90m/hの定速モードで走っていれば、交通の妨げになることなく、低燃費運転が実現します。

 

⑤高速道路で定速走行モード(クルーズコントール)を使う

ここ10年くらいの車に定速走行モードが付いています。ハンドル周辺に下記アイコンのついたボタンがあれば対応しています。ただ、直観ですが、機能を理解している人は所有者の3割くらいだと思います。

エンジンは定速走行した方が燃費が良くなりますが、人間のアクセル操作では速度低下のたびにふかしてしまい、燃費が悪化します。高速道路を走行する際は定速走行を使用することで燃費が向上します。ハンドルの周りにクルーズコントールのスイッチがある車なら、Googleで「(車種名) クルーズコントール」で検索すれば使い方がすぐに出てきます。

 

⑥タイヤ交換時に低燃費なものを選ぶ

タイヤは、燃費に直結する部品です。一般的に高いタイヤほど、走行抵抗が低く燃費が良いです。燃費性能が商品力に直結するプリウスやアクアは、最初から高性能な低燃費タイヤを履いています。

タイヤは消耗品のため、40,000km前後で交換が必要で、自分でタイヤを選ぶ必要があります。タイヤメーカーも燃費改善の目安を表示しているので、最新のガソリン代をもとに、タイヤを吟味してください。

<出展:ブリヂストンHP

一般的にガソリンスタンドやディーラーで交換すると価格が高いので、車検の前にカー用品店で色々比較しながら交換することがおススメです。

⑦冬タイヤを早めに止める

冬タイヤは、滑りにくい代わりに走行抵抗が大きく10%程度燃費が悪化すると言われています。また価格も高いので、出来る限り夏タイヤを消耗させた方が良いです。春になって雪が降らないと確信できれば、出来る限り早く夏タイヤに交換しましょう。

 

⑧空気圧を確認する

空気圧は、燃費に直結します。空気が規定の圧力以下だと走行抵抗が上昇します。セルフではないガソリンスタンドでは、無料でチェックと充填してくれます。

半年に1回程度はセルフではないガソリンスタンドで給油してに行って、「空気圧チェックをお願いします」と言って、入れてもらいましょう。無料ですぐに出来るメンテナンスなので、コスパ最強です。

 

⑨暖気運転をしない(0℃以上の場合)

暖気運転とは、寒い日にエンジンを始動してからエンジンが温まるまで車を走らせずに温めることです。暖気運転中は、ただ燃料を消費するだけなので、やめましょう。トヨタの公式ホームページでも特に暖気運転が不要と記載されています<リンク>

寒い日にクルマを始動するといつもと違う音がする理由は、エンジンが温まった状態での金属の膨張率やオイルの粘度前提に設計されているからです。また、寒い中でエンジンを停止すると、エンジンなの排気の水分が水滴になりエンジンに残るため、始動時に水蒸気の白い煙が出ます。しかし、これらの影響を考慮して設計されているので、トヨタ公式が言うように暖気運転が不要なのです。

 

⑩ゆっくり加速する

これは多くの人が意識するので言うまでもないと思いますが、大事なので最後に説明します。自転車をこぐ際、急加速をすると大きな力が必要で、すぐに疲れます。これと同じ状態が車でも起きるので、急加速は出来限り避けましょう。

 

金のためではなく、地球のために低燃費運転を

低燃費運転することは、金のためだけではなく地球環境のために欠かせないものです。皆さんも是非実践してみてください。(一番財布にも環境にも優しいことは、クルマに乗らないことですけどねw)

-得トク買物術, 雑記